月の時代と風の時代|2025年という分岐点、そして女性性と男性性について

24年2月1日(木)配信: 宿曜占い|辛口


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2015年と2020年は、これまで長く続いてきた時代のシステムが大きく変わった、変わる年になりました。そして2025年に変化の分岐点を迎えようとしております。この変化について既に感じている方もいるかと思います。これまでと同じ意識、同じ考えでは歩みが難しくなってきている、社会の形が変わりつつあることを感じる。など様々でしょう。今回は時代の大きな大転換期についてご紹介したいと思います。


時代の変化は常に起こるものでございますが、今起きている変化はとても大きな時代の転換期になります。

一つは2015年に起きた太陽の時代の終焉とともに月の時代へ移行した事。これは風水歴で読み解きます。
そしてもう一つは2020年は土の時代から風の時代へ移行した事でございます。これは西洋占星術から読み解きます。

まず「太陽の時代と月の時代」について

風水歴の循環は一運気の期間を20年とし60年で1サイクル、これを3回繰り返すことで一回りします。つまり180年で切り替わることになります。その180年という一回りが2015年に起こっております。今は丁度転換期にあたり、一運気の期間である20年を2015年から数えると2025年は転換期から10年目を迎え完全に月の時代へ入ってゆくこととなります。

西洋占星術で見る「土の時代から風の時代」について

これまでの土の時代から2020年に風の時代に変わり、2219年までのおよそ200年間という長い期間は「風の時代」に入ることになります。
この二つの変化「月の時代と風の時代」が2015年と2020年のほぼ同時期に巡ることは大変珍しく、ある意味貴重な時代に生きているとも言えます。そしてこの風の時代も2025年に完全に切り替わることになります。


では、この変化が何をもたらすのでしょうか?

まず、月の時代と太陽の時代についてお話します。太陽の時代は文字通り燦燦と光り輝くピラミッド型の社会と言えます。会社などの組織のあり方を見ても権力が上部に集中した社会構造になっております。今でもその名残が残っている業界で言えばテレビ局かもしれません。テレビ局の放送は個人で行えるものではなく、放送権利は会社のトップや国に委ねられております。
その為、組織の構造もトップダウンの支配型・ピラミッド型が一般的と言えるでしょう。
テレビ業界に限らずこれまでの社会は会社のトップによる営業力、コネクション、資本力などが強く会社に影響し、その影響下で組織がなりたっており、ある意味階級主義的な社会構造と言えます。これはそのような社会構造が悪という意味合いではございません。周期事にあった時代の生き方、社会の形式があるのです。
しかし近年は徐々にその社会構造も変化しつつあり、そこに最も変化をもたらしたのがインターネットという存在なるでしょう。
インターネットの利用権利はどこかに集中するものではなくビジネスにおいてもインターネットと繋がっていれば誰でもビジネスを起こすことができ、また情報を発信することができます。日本で最初に設立されたホームページは1992年になりますが、一般市民がインターネットを使えるようになるまで・情報発信をできるようになるまでには時間が必要でした。2010年にはスマートフォンが広く普及し多くの人々がインターネットに繋がりました。このような変化は突発的に起こるものではなく徐々にその輪郭を形成して参ります。
そして2015年「月の時代」へ突入することになるのです。
月の時代は、太陽の時代とは異なり、個の時代とも言えます。集団的組織構造よりも個人が能動的に動き、社会が成り立っていく時代とも言えるでしょう。これまではトップの言う事を聞いていれば良い時代でしたが、この月の時代はボトムアップ型の社会・会社となり、自律した主体性が求められます。
また太陽の時代と違ってくるのは一個人に裁量を与えられる代わりに責任も与えられるということになります。個人事業主やフリーランスが増えているのもその兆候ですね。分散型の社会構造と言えるかもしれません。こうした流れから会社の上層部や役人のみに高額な報酬を与えている人事形態は先々経営が難しくなって参ります。お金と権力が一極集中する太陽の時代から分散型、循環型の社会・組織が軌道に乗りやすくなります。2025年前後の3年間が分岐点と言えます。

近年は男女間における時代背景も変化しつつあります

過去の月の時代をさかのぼると飛鳥・奈良・平安時代になりますが、この時代は男性が婿入りするのが主流でございました。女性性が前へ出る時代とも言えます。
太陽の時代から月の時代へ移行する事は、女性性に主体と責任が求められるという流れにございます。陰陽で言えば陰の時代になるでしょう。
ただ、これは女性が有利、男性が不利であるという単純なお話ではございません。また女性が男らしくなる、男性が女らしくなる、その手のお話でもございません。女性性と男性性はそれぞれの違いがあり、それぞれの生かし方がございます。
バブル期頃には「すべてにおいて男が責任を取るもの」という誤った解釈がなされておりましたが、どの時代にも責任はご自身にございます。ただ、太陽の時代は太陽(男性性)が責任を補ってくれた、かばってくれたという動きがあったことは確かですが、だからと言って女性側がそこであぐらをかいて良いというのは筋違いなお話でございます。あぐらをかいた分、後の時代にそのツケが回ってくるものです。失われた30年を繰り返さないためにも地に足の着いた精神を取り戻す必要があるでしょう。

父系社会から母系社会へ

現在私たちは「父系社会」という枠組みの中で暮らしております。この「父系社会」は「子の父親は誰か?」を明確にするための枠組みと表現するのが適切かもしれません。婚姻届がその象徴となります。
これは「父親が偉いんだ」という陳腐な解釈ではなく、むしろ子と妻の財産や地位、生活を保障するための側面が強いでしょう。しかし近年「選択的夫婦別氏制度」というテーマも議論され、徐々にその片鱗は変化しております。
現在、母系社会が機能している(経済、人口等で発展している)国としてはフィリピンが挙げられます。女性の管理職も多く、そして人口も右肩上がりとなっております。女性の社会的地位の向上とは社会における女性の責任感と主体性の向上とも言えます。

よく勘違いしてしまうのは、強い女性は「男っぽくなる」「男勝りになる」という表現です。むしろこれは逆に楽な道を選んでいるのです。今後の日本はフィリピン女性がとても参考になるかもしれません。

女性性と男性性のそれぞれの違い・特徴とはなんでしょうか?

女性性と男性性は性別が女性だから100%女性性というわけではありませんが、割合としては女性なら女性性が多くなります。LGBTQ等の方々に関してはこのバランスが多様化しているという事になりますね。

それぞれの特徴を簡潔な表現で申し上げれば
・男性性は前進する力・突き進む強さ(探求力、成果、攻める)
・女性性は受け入れる力・受け止める強さ(包容力、育む、守る)
を表します。

男性性:たとえ困難な道でも進まなければいけない時もあり
女性性:たとえ困難な問題でも受け止めなければいけない時もある

男性性の悪い点を上げれば衝突や攻撃性も含まれます。故に犯罪者の数は男性が圧倒的に多いです。ただ成功者、起業家、研究者、発明家なども男性が多いです。良くも悪くも前進する役目があります。
女性性は受動的、自傷行為が該当するでしょう。受け身であるが故に被害者になるケースもありますが、社会的に守られている側面もあります。そして地域コミュニティを育む(人を受け入れる)なども女性性(包容力)の役目がありますね。

また、女性の「受動」は子供を受け止める(授かる)強さも含まれるでしょう。肉体面、精神面の双方でこの受け止める強さがどこまであるのかを見ます。※この「受け止められる許容量」は個人差があります。
男性の場合、女性のように自らの内側で何かを作る能力がありません、そのためエネルギーは外に向きます。建築や製品、サービスなどのモノづくりでエネルギーを放出する事が一般的でしょう。
女性性と男性性は、男性でも女性でも双方持っております。ただ割合としてどちらが多いかで性質が変わってきます。自身の性とは逆の性の割合が多い場合、異性から恋愛やパートナーの対象になりずらい傾向があるかもしれません。

恋についてはどうでしょうか。

女性が恋をしている時、好きな男性からアプローチを受けても、そこから逃げてしまった、あるいは受け止めることができなかったのなら、その恋は実ることはありませんね。その逆もしかりです。
男性性は女性性の「受け止める強さ、包容力」を無意識のレベルで判断し、動物的本能で女性を見ていると言われております。これが男性がアクションを起こすトリガーです。子孫を残すという意味においては理にかなった行動倫理となります。

※近年の日本の少子化については、年齢による問題(高齢出産)も一つの要因でしょう。また言うまでもありませんが年齢が若いほど出産は楽になります。しかし高齢出産が増えれば二人目、三人目とはなりずらいでしょう。そしてこれは夫婦間におけるセックスレスの一つの原因かもしれません。

外国などにおいて元気で腕白な男性が多い国というのは、彼らを受け止めるだけの女性側の「パワー、懐」が大きい国ともいえます。ですから、その国の男性がどのような状態であるかを見れば、その国の女性性の「強さ」がわかります。
昔から女性は「港」、男性は「船」に例えられることがありますが、動物的本能でアクションを起こすのは男性ですが、その動物的本能を促すのは女性性です。

※2024年時点の日本の少子化、婚姻率の低さ、後ろ数十年における恋愛氷河期を上記で例えますと、海上で船が動いていない、行き場がなく漂っている状態を表しています。しかし、これはどちらが良い悪いという問題ではございませんね。異性間というのは相関関係である以上、双方に原因があります。最も最悪なのは相手に矛先を向けてばかりか、自身を改めない、省みない事です。

上記で説明しました通り、女性性と男性性ではまったく異なる強さと個性と役割がございます。そして相関関係にあります。互いが影響し合って一つの環境を作っています。

そして勘違いしてはいけないのは、社会で働くことにおいて、女性だから受け身であって良い、という訳ではございません。男性でもじっと我慢して受け身でいなければいけない時もあり、女性でも主体的に行動しなけばいけない場面もあります。仕事とは社会の支え合いです。誰かの役に立つこと、地域のために動くこと、元来そこに性別は関係ないのです。

そしていよいよ2025年へ

いよいよ2025年から完全に月の時代へ切り替わります。転換期の前後はこれまでの旧体制の破壊と崩壊が目に見えて現れます。昨今のウイルス問題や電通、ジャニーズ、宝塚歌劇団問題も社会構造に大きな変化を促しました。ビックモーター不正請求の問題も今後保険会社などを対象にさらにあぶり出されるでしょう。また、世界でも様々な破壊と崩壊が起こりましたね。

パレスチナ武装勢力がイスラエルに越境攻撃、米wework経営破綻、米国シチズンズバンク破綻、米国ファーストリパブリックバンク破綻、米国シグネチャーバンク破綻、米国シリコンバレーバンク破綻、中国恒大集団米国で破産申請、中国白紙運動など

そして昨年2023年はChatGPTがリリースされましたね、これからの働き方もどんどん変わってゆくでしょう。ただ、今回は月の時代の変化だけではなく、ほぼ同時期に到来した「風の時代」への移行も起こっているという点です。

土の時代から風の時代への移行について

土の時代の土は陰陽五行思想と同じく「鉱物」を現しており、土地の奪い合い、物質やお金にまつわる社会と言えます。その成れの果てが資本主義でございます。そのサイクルが終了し風の時代へ移行されました。本格的に移行するのは2023〜25年になります。
風の時代は物質社会から精神社会へ移り変わることになります。これまでの社会的な権威は力を失い個人へ分散していく流れになると思われます。キーワードは個性・知性・情報が社会の土台になり、新たな文化の発展が見られる時代になるかもしれません。
ただ、時代の転換期というものは破壊がつきものです。それがどのぐらいの期間・程度・規模で起こるのかは正確にはわかりかねますが、ウイルスの問題はまだまだ序盤であると思われます。また別の問題が起こるでしょう。私の個人的な見解では2027年にまず日本から最初のピークを迎えます。(2025年から2027年についてのお話は別記事でお伝えする予定です。)

※過去の風の時代は鎌倉時代と室町時代前半になり1186~1425年ごろとなりますが、風水歴で見るこの時代は「太陽の時代」であるため、現在の「月の時代」とは時代の流れは異なってくると思われます。過去の月の時代である平安時代では密教僧や陰陽師による呪術が隆盛を極めた時代でありました。

今起きている転換期の変化について、日常生活の中でその変化を感じ取っている方は多いのではないでしょうか。おそらくスマートフォンが発売された頃が一つの節目かもしれません。ここから多くの人々が多くの情報にアクセスしやすくなり世界・社会・人々はとても多様であることを感じたはずです。
このことから2027年以降、とくに日本はスピリチュアルな色合いを帯びながら社会を発展させてゆくと見ております。スピリチュアルとテクノロジー(科学)が結びつく時代と言った方が正しいかもしれません。

今回は時代の転換期についてご紹介しました。

この時代の転換期をまとめますと、個性・知性・情報が土台となる分散型、循環型の社会へ変化して参ります。多様性ある社会に向かいますが、好き勝手に生きることではございません。注目を浴びる方もお金や権力を有する方よりは、環境を意識した循環型の方や調和を心がけている方にスポットが当たり、社会の基礎を構築してゆく流れにございます。そうなるまでにはもう一山、もう二山、乗り越えなければならない試練が訪れますが、乗り越えるための知恵と体力はこの地球から十分に与えられております。そして、あなたの内に秘める男性性、女性性が十分に発揮してゆくことをお祈りいたします。

長文お読みいただきありがとうございました。