※【宿曜盤】上位中央に位置する角宿を例にしています。

fs宿曜盤

宿道12宮は、宿曜盤の外から二列目に位置しています。


解説
※宿曜経の十二宮は、西洋占星術の黄道十二宮や十二星座とは異なります。

羊宮

婁宿、胃宿、昴宿
人事を司る、又、食品や料理に関する仕事に適する、商売上手でもある。福徳が多く、辛抱強く、用心深く、健康で長命。


牛宮

昴宿、畢宿、觜宿
金運があり、友達や親族の数も多く、人々から尊敬され長命である。適職は、たくさんの従業員を使った農業・牧畜に関係する仕事。もともとは短命だが、勤勉さが健康をつくる。呼吸器の病気で中年ごろ苦しむことがあるので、要注意。


夫妻宮

井宿、参宿
「子孫の事を主る」宮。異性関係が多く、子供もたくさん残す。淫乱の性もあるので、自制が必要。辛抱強く、内を取締ることも上手で、総務とか秘書のような仕事に向く(土曜日生まれは大富豪になる)。


蟹宮

鬼宿、柳宿
「官府に舌を主る」宮とされ、報道や弁説に関係した仕事が適する(スポークスマン・弁護士・議員など)。言葉がたくみであることを善で使えばよいが、悪に使うと、人をだましたり、知能犯的犯罪に手を染めることになる。しかもプライドが高いので、他人に頭を下げられず、他人との協調が大事。


獅子宮

星宿、張宿、翼宿
勇猛で統率力あり、策略にもたけ、上下関係や規則が最優先される職業(戦前なら軍人)、官僚に適する。昇進と高貴を約束される。万物を生育させる人徳あり。 【欠点】 気が短く、短慮のところあり。肉食を好み、若死の恐れ(出生時が日曜で、かつ日の出の時刻にあれば、「将に将たる人」となる)。


女宮

翼宿、軫宿、角宿
女性には特に吉。男性は、表面はやさしそうだが、胸のうちを人に明かさないので、他人からみてわかりにくい面あり。なかには陰険な所のある人もいる。適職は、官界や女性を指導したりする仕事に向き、財運あり。 【欠点】 多病。特に眼の病気にかかりやすい(木曜日生まれなら、災いにもあわず、幸福な生涯を送る)。


秤宮

角宿、亢宿、底宿
正直で正義感があり、財政を管理する才能あり。経理関係の仕事などは適職。


蝎宮

底宿、房宿、心宿
多病、薄命の相あり。性質も嫉妬心強く、悪心から他人をおとし入れるような所があり、修養を積み「寛容の心」を養うべし。しかし、劇薬が時に病気を治すことがあるように、その力を善事に利用すればよい。ゆえに医療関係(医師・看護士・薬剤師など)が適職。


弓宮

尾宿、箕宿、斗宿
計略が巧み、剛気で人望もあり、困難を切り抜け目的を達成させる力がある。財を得て成功するが、家族・親族との縁がうすかったり、孤独になりやすい。


磨宮

斗宿、女宿、虚宿
「闘争を主る」宮。心は荒く、性格は冷厳。家族にも愛情がない。仕事としては、刑罰を司るのに向いており、司法関係を適職とする(ただし、土曜日の夜に生まれた人は、善相で頭領となるといわれている)。


瓶宮

虚宿、危宿、室宿
何事にも強力な運があり、戦えば必ず勝つ。忠義にあつく、学問を好み、名誉と財宝を手にする。しかし、財産を長期間保持する力に欠けるので、商売より学問の道が一番適している(土曜の夜に生まれた者は、必ず高貴の位に達する)。


魚宮

室宿、壁宿、奎宿
公の職(特に歴史とか文章を扱う仕事)につくと成功する。学問があり、勤勉で忠実、正直でまちがいが少ないが、そのあまり、苦労性な面がある(金曜と木曜生まれの人は吉)。