▼安壊の相性(一般的な解釈)

張宿は(壊)、壁宿は(安)

最も気を付けなければいけない相性が「安壊」の相性です。
「安」の何気ない仕草、言動が「壊」の人には非常に重圧として圧しかかります。お互いに破壊作用が働いた場合、憎しみ合いにまで発展するケースもあります。
「安壊」の関係で商売を始めても運気や関係性のアンバランスから失敗する可能性が高いでしょう。遠距離の場合、破壊作業が出るのが遅いですが、一回その作用が出てしまうと修復は非常に困難になります。

また、熱しやすく冷めやすいカップルの典型が安壊の関係です。どうしようもなく魅かれあい合いながらも、運命に翻弄されるという因縁から離れられません。一時的には燃え上がる二人ですが、その関係が一度たたれると、憎しみあって別れることも少なくないでしょう。二人の関係は、前世における深い因縁がもたらすもの。現世で生じた縁は、宿によって破壊する宿と破壊される宿に別れます。
色々と歯車が合わなくなってくることも増えます、ただ決して悲観することはなく、破壊の関係ということを自覚することこそ、トラブルに対処する第一歩といえるでしょう。さらに争いごとなどは、意識して避けていくことも可能です。
また師弟関係だと上手くいくケースがあります。これは師が「安」の場合です。全てにおいて悪い相性ではなく、安壊の関係と絡むと人間的に大きく成長できる面があります。「破壊が生じる学びの相性」なのです。

要約

● この関係に当たる人との間には、普段隠れている心の闇や「カルマ」の部分が出てくるために、争いとなると泥沼になりかねない。
● 基本的には、「安」にあたる人が相手を滅ぼし、「壊」にあたる人は相手から滅ぼされる相性です。しかし、この関係が一瞬のうちに逆転することもあり予断は許さないでしょう。
● 安壊の相性は非常に縁深く、周りの人間関係を調べるとこの宿が最も多いという人も珍しくありません。
● 遠距離の関係は、普通は縁は生じにくいと考えるが、一度惹かれあうと強烈に結びつくとても危険な相性です。周囲の反対を押しきって一緒になると悲運に見舞われる。しかし、実に微妙な関係でマイナス作用だけではない。上下関係なら、上司が「安」で部下が「壊」であれば、それなりに力を発揮できる相性です。また、恋愛や結婚などのパートナーにおいても同じことが言えるでしょう。

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▼安壊(遠距離)の男女

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